仙台市議会 2010-10-21 公営企業委員会 本文 2010-10-21
16: ◯浄水部参事 今でも浄水場ごとに処理過程ごとにいろんな対応マニュアルは作成しております。今回改めて、水源から給水栓まですべてのシステムといいますか、過程においての危害分析というか、危ないいろんな事象をまとめて総合的に今度つくろうと思っているのが水安全計画になりますので、今まであったものをまとめて整理するとともに、新たなものも加えてもう一度きちんとつくり直すという考えで今やっております。
16: ◯浄水部参事 今でも浄水場ごとに処理過程ごとにいろんな対応マニュアルは作成しております。今回改めて、水源から給水栓まですべてのシステムといいますか、過程においての危害分析というか、危ないいろんな事象をまとめて総合的に今度つくろうと思っているのが水安全計画になりますので、今まであったものをまとめて整理するとともに、新たなものも加えてもう一度きちんとつくり直すという考えで今やっております。
2の水運用の仕組みですが、昭和50年代までは浄水場ごとに給水区域が設定されており、水系間の水融通が十分に図れる状況ではありませんでした。季節ごとの需要変動への対処は、水系の切りかえ作業なども含め、現場での大変な労力が必要でしたが、それでも水圧の低下は避けられませんでした。 そこで、さまざまな状況や水需要の変動に対応し、市民生活への影響をできるだけ少なくするための施設整備を進めてきました。
それから、ブロック再編のお話でございましたけれども、最終的に中ブロックという言い方をしているんですけれども、大ブロックというのは、浄水場ごとのブロックをいいます。中ブロックというのは、大体ある程度一定水量を賄えるようなブロック割をするわけですけれども、最終的には142カ所になる予定でございます。19年度末では、中ブロックは今117カ所まで整備が終わってございます。
終わりになりますが、本監視制御システムの構築で浄水場間の水融通を容易に行うことが可能となり、浄水場ごとに異なる浄水コストを考慮した経済的な運転が可能となったほか、施設能力に影響を与える大規模な修繕工事なども容易にできるようになりました。また、災害時においても迅速な対応ができることから、より効果的な対策が可能となっています。
ただ、浄水場ごとの差というのは、ごらんになっていただいても0.50から0.85ぐらいの差になっているところで、仙台市一円で考えますと確かに浄水場に近い遠いの差はあるかもしれませんけれども、水系ごとの差はないと考えております。
これまでの水運用といいますのは、浄水場ごとに独立した給水区域を設定して、そこで1対1の関係で給水していたということもありまして、浄水場間の水融通が十分には図れる状況にはございませんでした。
ただ水道施設につきまして、私どもは浄水場や配水池をかなり高地といいますか高所に設けまして自然流下方式を採用いたしておりまして、広域水道受水施設もこれに合わせまして高いところにつくり、自然流下で給水する予定でございますけれども、配水形態そのものは浄水場ごとにその能力に合わせた固定の給水区域、独立した給水区域を設定してこれに給水しておる状態でございます。